お子様が成長していく中で、お口がきちんと発育できているかどうかという観点から診て、正しい発育が損なわれている時は、必ず歯に影響が現れています。
「正しい」を身につける
- 正しい睡眠ができるお口
- 正しい呼吸ができているお口
- 正しい飲込みができるお口
- 正しく咬み合わせているお口
- 正しい唾液が出て来るお口
- 正しい発音ができるお口
- 正しく眼が動いて見えるお口
- 正しいお鼻になるお口
- 正しい耳になるお口
- 正しいお顔になるお口
「正しい」を身につけ、継続していく先に健康が待っています。
立派な永久歯が正しく萌えそろい生きる力に満ちた形のお口に育っていくことのお手伝いをしていくことが小児歯科の役割です。
初めての治療で不安のお子様もいらっしゃいますが、そのようなお子様には、無理に治療することはしません。
まずは慣れるために、楽しい練習から行いますので、歯医者さんが怖いお子様でも安心して通っていただけます。
また、表面麻酔を施してから麻酔の注射を行いますので、痛くない・怖くない治療が可能です。
歯医者さんに行くと泣いてしまって治療ができないというお子様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
歯が萌える前の乳幼児期のお口への予防は正しく呼吸・飲込みを発育させることです。
正しい授乳、正しい時期の離乳食や食材の選び方は正しい咬み合わせや歯並び、強いては虫歯を防ぐことに繋がります。
何を目的として発育のための予防をするかによって、予防治療や予防指導内容が変わってきます。
kidsクラブ(フッ素・唾液検査・顕微鏡検査・シーラント)
当院では、むし歯予防のための会員制クラブ「ひよこkidsクラブ」を設けています。
むし歯が無いお子様や治療が終わったお子様に「ひよこkidsクラブ」で、好きなメニューを組み合わせてむし歯の無いお口を維持していただけるようにお稽古感覚で通っていただいています。
その① 年間4回のフッ素塗布
定期的なフッ素塗布がむし歯予防には効果的です。
3カ月に1度のペースで受けられるよう4回のフッ素塗布が受けられます!
フッ素には歯を強くしたりむし歯菌の活動を抑えたりする働きがあり、むし歯予防に高い効果を発揮します。
萌えて間もない歯ほど、その予防効果は高いと考えられています。
その② 唾液検査の実施!
お子様のむし歯リスクを把握するために、唾液検査を行っています。この検査により下記のことが分かります。
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唾液には、自浄や中和、抗菌作用などがあり、分泌量が少ないと、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。 |
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唾液は酸を中和してむし歯を防ぐ働きがあります。唾液の中和力が弱いと、むし歯になりやすくなります。 |
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この菌が多いほど、むし歯リスクが高くなります。多いお子様は積極的に予防をすることが必要になります。 |
その③ 顕微鏡検査を使用した検査を行っています!
お口の中には500~700種類の細菌が生息しているといわれています。これらの細菌がむし歯や歯周病の原因となっています。
当院では位相差顕微鏡を使用し、お口の中の細菌の種類や量を判断し、ぞれぞれのお子様に合った予防プログラムを作成いたします。また、モニターに細菌の様子を映すことで、実際の状態を分かりやすくご説明しています。
その④ シーラント
むし歯になりやすい奥歯の溝をシーラント(硬貨する樹脂)で埋めます。
咬み合う歯の面の凸凹に汚れが溜まりにくくなり、むし歯を予防することができます。
お父さん・お母さんへのお願い
お子様が受診をする際、お父さん・お母さんにご協力をしていただきたい大切なことがあります。
お子様が歯医者さんを怖がらないよう、次の治療も頑張れるようお子様に対して次のように接してあげてください。
① お口を開けることに慣れてもらう
日ごろから保護者の方が仕上げ磨きを行ってあげてください。そうすることでむし歯予防だけでなく、口を開けることに慣れてくれます。
② 歯医者さんに行く必要性を納得してもらう
「バイキンをやっつけないと、ごはんが食べられないよ」、「バイキンは歯医者さんに行かないとやっつけられないよ」など、歯医者に行く理由を教えてあげてください。
また、「悪いことをしたら歯医者に連れて行くよ」など怖いイメージは与えないようお願いいたします。
③ 思いっきり褒めてあげる
お子様の治療が終わったら、思いっきり褒めてあげてください。お家に帰ってご家族にも「頑張ったんだよ!」とお子様の前で話してあげてください。
もし泣いてしまっても、「ひとりでイスに座れたね」などと小さなことでも褒めてあげるとお子様のモチベーションにも繋がります。
凛々しい顔立ち・綺麗な歯並びをつくるための基盤は3歳までの生活の中で正しい呼吸・飲込み・咀嚼(そしゃく)を育てることです。
これらの成長発育を育て損ねたままでは次の年齢の正しい成長が進むことができず、お口の中では歯並びが悪くなる老化現象が現れてしまいます。
当院では、歯並びが崩れて歯並び矯正になる前の予防治療(矯正予防)と並行して歯並び育成のアカデミーを用意しています。
矯正予防と並行してのアカデミーのカリキュラム
- 正しい咀嚼のための呼吸のプログラム
- 正しい咀嚼のための飲込みのプログラム
- 正しい咀嚼のための姿勢プログラム
- 正しい咀嚼のための行動プログラム
上記の内容をお子様の成長発育の状態・到達度によりプログラム編成してオリジナルメニューによりご用意をしております。
参加費用
- かとう歯科クリニックの患者様
無料
- 初めてご来院いただく一般の方
初回は無料
2回目以降は 1,000円/回
参加対象
0歳3ヶ月~幼稚園入園前までのお子様とご家族の方
※実演形式のため、親子でご参加ください。
内容
医師による講演と実技を行います。
主な内容は、
- 日常の生活習慣に隠されたお口のトラブル
- 産前産後の母親の姿勢と乳幼児の呼吸・嚥下への影響
- 正しい呼吸・嚥下・姿勢と将来の歯並びの影響
定員
3~5名
予約制となっております。定員に達した場合は締め切らせていただきます。
日程
次回の開催日程は、決まり次第お知らせいたします。
患者様が歯科医院に通院する理由と歯を失う原因のほとんどがむし歯か歯周病といわれています。歯に痛みを感じたり、しみる等の症状が出ている場合はむし歯がすでに進行している証拠です。治療で痛みを治しても一度削ってしまった歯は二度と元には戻りませんので、早期発見・早期治療でご自身の健康な歯を出来るだけ多く守っていきましょう。
むし歯は、口の中にいる「ミュータンス菌」 という むし歯菌が食べ物の糖を分解し、酸を生成することによって歯の表面のカルシウムが溶け出しむし歯となります。進行した場合には、歯の根元にまで細菌が達して歯を抜かなくてはならないこともありますので、そのようなことにならない為にも定期的にメインテナンスを受けることが重要となります 。
- 歯磨きをするのが 1 日 1 回以下
→歯に汚れがたまりやすく、むし歯菌の増殖を招きます。 - 歯科へ半年以上 行っていない
→ご自身では見えない部分や痛みがなくても気づかないうちにむし歯が 進行している可能性が高くなります。 - 甘いものをよく食べる
→むし歯菌は糖分を餌にするため、むし歯になりやすくなります。
歯は治療を重ねれば重ねるほど、寿命が 短くなっていってしまうため、当院ではできるだけ健康な歯を残す治療を徹底し、不必要に歯を削らない治療を行います。 また、なるべく痛みを抑えた治療を行うことで、歯科治療への恐怖心を和らげ、リラックスして治療をお受けできる環境を整えております。
患者様に負担の少ない治療をするためのこだわり
当院ではできるだけ痛みの少ない治療を心がけ、痛みの少ない治療機器を使用しています。
皆さんは、歯医者へ行く判断の基準が「むし歯があるから」「歯の痛みがひどくなってきたから」という理由になっていませんか?
むし歯は治療により症状を改善できますが、治療で1度歯を削ると歯はダメージを受けて寿命が縮まります。
むし歯を予防することは歯だけでなく将来の患者様の健康にも繋がりますので早めの定期的な検診をおすすめします。
歯を「治療」するから「予防」へ
日本人の予防歯科への意識は、予防先進国に比べとても低く、80 歳時点での残存歯数も圧倒的に少ないです。
予防を徹底することで歯の寿命は長くすることができます。定期メインテナンスを行うことが、健康な歯をいつまでも保つための一番の近道ということを意識しましょう。
口臭の改善
むし歯や歯周病など歯の問題だけでなく、口臭でお悩みの方も多いのではないでしょうか?歯にプラークや歯石が多いと、それ自体から悪臭を放ち口臭が気になるようになってしまいます。定期的にお口の掃除やチェックをすることで、未然に防いでいきましょう。
正しいブラッシング指導
患者様が普段どのような歯磨きをしているのかを把握するため、実際に医院で歯を磨いていただきます。磨き残しが一目で分かるよう、染め出し液を使用し、磨き残しがあった部位を徹底して磨けるよう磨き方のポイントをお伝えいたします。
クリーニング(PMTC)
PMTCとは(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略で、セルフケアだけでは落とすことのできない頑固な汚れや細菌を専門の道具を用いて綺麗に取り除くことができるため、むし歯や歯周病になる確率を格段と抑え、予防することができます。
- クリーニング(PMTC)は3ヶ月~4ヶ月に1度行うことで効果的にむし歯や歯周病を予防することができます。
- クリーニングでは汚れを落とすことは可能ですが、歯自体を白くすることはできません。そのため、より歯を白くしたい方はクリーニングのホワイトニングをおすすめしております。
- 被せ物や詰め物をしている方もクリーニングは可能です。特に被せ物や詰め物の境目に細菌が潜んでいるので、定期的な歯科医院でのクリーニングが健康な歯を守ります。